【レビュー】ミノカミングとリアップ比較|要確認な3つの違い

 

日本でトップシェアを誇る発毛剤のリアップ

そして、2018年以降はリアップのジェネリックも数多く販売される様になり、その中の一つにミノカミングがあります。

ボトル形状や見た目はもちろん、価格も大きく違うため、中には「ミノカミングでも大丈夫なんだろうか」「リアップと何が違うの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、ミノカミングとリアップの違いについて、両者を使用したことのあるスタッフが実際にレビューしてみたいと思います。

どちらを選んだら良いのか判断するのにお役立て下さい。

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書いた人:リク
STOP!AGAの編集部スタッフ。公益社団法人毛髪科学協会会員で現役の毛髪診断士です。医療機関向けガイドラインや信頼できるエビデンスに沿ったヘアケア情報をお届けします。

ミノカミングとリアップの違いについて

リアップとミノカミングの比較
ミノカミングとリアップには大きく分けると以下の3つの違いがあります。

  • 配合成分の違い
  • ノズル形状の違い
  • 実勢価格の違い

それぞれの違いを比較してみましたので、写真も参考にしながら確認してみましょう。

1.ミノカミングとリアップの配合成分の違い

リアップとミノカミングの成分表示
一番気になるのはやはり「配合成分に違いはあるのか?」という点だと思います。

結論から先にご紹介すれば…リアップとミノカミングの発毛効果は同等です。

なぜなら発毛成分として臨床試験で外用成分として唯一効果が確認されている「ミノキシジル」という成分をどちらも国内最大濃度である5%配合しているからです。

スタッフ
ちなみに臨床試験では、3ヶ月間の継続使用で59.2%、6ヶ月感の継続使用で91.7%の方に薄毛の改善が医師によって確認されています。

そのため、リアップとミノカミングのどちらを選んでも、基本的に同等の発毛効果が期待できます。

ただし、両者には配合されているその他の成分に違いがあります。

ミノカミングとリアップの発毛効果は同等でも、サポート成分に違い

ミノカミングとリアップの成分の比較

*リアップX5プラスローションはリアップX5プラスネオの旧モデル

現在、販売されているリアップとミノカミングの配合成分を比較してみましょう。

  • ミノカミング
    ミノキシジル5%
  • リアップX5プラスネオ
    ミノキシジル5%
    ・ピリドキシン塩酸塩0.05g
    ・トコフェロール酢酸エステル0.08g
    ・ℓ-メントール0.3g
    ・ジフェンヒドラミン塩酸塩0.1g
    ・グリチルリチン酸0.1g
    ・ヒノキチオール0.05g

発毛成分に関してはミノカミング、リアップX5プラスネオどちらも「ミノキシジル5%」で変わりません。

しかし、リアップシリーズには、その他のサポート成分として、医薬部外品のシャンプーや育毛剤にも配合されている有効成分が配合されています。

主な効果効能は以下の通りです。

  • ミノキシジル:発毛、育毛及び脱毛の進行を予防
  • ピリドキシン塩酸塩:過酸化物質やフケの発生の原因となる皮脂の過剰な分泌を抑制。
  • トコフェロール酢酸エステル:皮脂の酸化を防ぎ、頭皮を保護
  • ℓ-メントール頭皮に清涼感
  • ジフェンヒドラミン塩酸塩:頭皮の炎症、かゆみ、フケなど予防
  • グリチルリチン酸:頭皮の炎症、かゆみ、フケなど予防
  • ヒノキチオール:頭皮の炎症、かゆみ、フケなど予防

発毛効果はミノカミングとリアップのどちらを選んでも変わりませんが、フケやかゆみなどの症状が出ている方が「発毛剤で同時に頭皮環境も改善したい」という場合には効果が期待できます。

サポート成分が配合されている分、リアップの価格は高めなので、まずはミノカミング、頭皮にかゆみなどがある場合にはリアップといったように選ぶのがおすすめです。

【第1類医薬品】リアップX5プラスネオ 60mL
リアップ

2.ミノカミングとリアップのノズル形状の違い

ミノカミングとリアップのノズル形状

リアップには、キャップの開閉だけで自動で計量が可能なボトルが採用されています。

ノズル先端の太さも頭皮に塗るのにちょうどよく、非常に秀逸です。

スタッフ
このボトルの使いやすさだけでリアップを使い続ける男性も意外と多いです。

それに対して、ミノカミングには手動ノズルが採用されていて、塗布前に「はかる」→「ぬる」とノズルを回転させて1回分を手動で計量する必要があります。

3,000円~5,000円台のリーズナブルなジェネリック発毛剤のほとんどがこのタイプのノズル形状を採用しています。

ミノカミングのノズルは改良型で遜色なし


実は手動ノズルタイプはノズル先端が細く、1回分を頭皮に塗布しているとだんだん頭皮が痛くなるという致命的なデメリットがあります。

しかし、ミノカミングとリザレックコーワに関しては、改良型のノズルが採用され、先端部分が太くなったため使用感がかなり向上しました。


写真で確認すると確かに先端部分が太くなっているのがわかります。

一度頭皮に当てた時に出る液剤の量もちょうどよく、液だれしにくいという点ではリアップのノズルを凌ぐほどです。

そのため、ミノカミングは手動ノズルタイプですが、よく耳にする手動ノズルタイプの欠点は当てはまりませんのでご安心を。

ミノカミングの液剤をリアップへ移すのも一つの方法


どうしてもリアップボトルの使い心地が忘れられないという方は、少し面倒ですが安いミノカミングを購入して、リアップのボトルへ液剤を移し替えるというのもひとつの方法です。

スタッフ
メーカー非推奨の方法ですので実施する場合は自己責任でお願いします。

詳しい方法については、関連記事をご確認下さい。

関連記事【画像で解説】リアップ容器の分解方法|入れ替えて再利用!

【第1類医薬品】リアップX5プラスネオ 60mL
リアップ

3.価格では約半値のミノカミングがリアップを圧倒


ミノキシジル外用薬は、継続してはじめて効果を確認できるタイプの医薬品です。

最低でも4ヶ月、効果を継続したい場合にはさらに長期間使い続ける必要があります。

そのため、継続しやすいコストパフォーマンスが非常に重要になります。

リアップとミノカミングの実勢価格を比較してみましょう。

*2021年3月8日調査

製品名 ミノカミング リアップX5
プラスネオ
価格 3,410円 7,752円
3本セット価格 8,470円
(2,823円/本)
22,990円
(7,663円/本)

割引が適用される3本セットで購入すると、1本あたりの差額は4,840円にもなります。

1年継続した場合の差額は58,080円です。

決して無視できる範囲の差額とは言えません。

例えば、AGAオンライン診療のCLINIC FORなら、医療ガイドラインで推奨度Aの内服薬であるフィナステリド錠が3,413円/月のため、ミノカミングと併用してもリアップX5よりも安く済みます。

もちろん経済的に余裕があって、「先発薬の方が安心」という方はリアップX5プラスネオを選ぶのも一つの手ですが、「できるだけコスパよく薄毛対策したい」という方にはミノカミングなどジェネリックは心強い選択肢です。

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ミノカミングやリアップで早めに薄毛対策を始めよう


ミノカミングとリアップの成分から使い心地、価格まで比較してご紹介しました。

ミノキシジルは、外用薬で唯一発毛効果が確認されている成分です。

そしてAGAは残念ながら進行性です。

一定以上まで進行してしまった薄毛症状は、ミノキシジルでも効果が出にくくなる可能性があります。

そのため、薄毛が気になる方や、家族に薄毛の人がいる方はできるだけ早めにリアップやミノカミングを使ってAGA対策をはじめるようにしましょう。

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