リアップは1日2回使うお薬です。
特に朝に1回目を塗布している方が多いかと思いますが、困るのがドライヤーを使った髪型のセットではないでしょうか?
リアップを付けて濡れたままの状態にしておくと、セットしづらいのでドライヤーを使いたくなりますよね。
ネット上にて「リアップの使用後はドライヤーNG!効果がなくなる!」「別にドライヤーを使用しても大丈夫…」といったいろいろなユーザーの声があって、どれが正しいのかわかりにくいため、実際にリアップの担当者の方に質問してみました。
書いた人:リク
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リアップを塗った後のドライヤーは「OK」
担当者
液剤が乾くとミノキシジルの吸収が阻害されてしまうのではないかと考えていたので意外な返答でした。
液剤を乾かしてもミノキシジルは蒸発しないからドライヤー使用OK
ミノキシジルは本来は溶けにくい性質を持った成分ですが、リアップのような液剤にするためにアルコールを使って溶かしています。
リアップを塗った後にドライヤーをかけると一瞬で乾いてしまいますが、これは液剤に含まれるアルコールがすぐに蒸発するためだそうです。
それでも発毛成分であるミノキシジルは蒸発することなく頭皮にとどまり、時間をかけて頭皮から吸収されるため、ドライヤーで乾かしても問題ないようです。
朝のリアップとドライヤーの使い方
朝忙しい時間にリアップを使ってドライヤーもかける場合、リアップの使い方は以下のようになります。
- シャンプーで洗髪する
頭皮ケアの基本は汚れや汗を取り除く正しいシャンプーです。 - タオルドライで水気を拭き取る
リアップを塗る前に、髪と頭皮の水分はある程度乾かしておきましょう。朝はタオルドライが重要なポイントだそうです*後半で解説します - リアップを塗る
リアップを頭皮の薄毛が気になる部分に塗布していきます。忙しくても必ず1日2回使うようにしましょう。 - ドライヤーで乾かす
頭皮が濡れた状態のままにすると、雑菌の繁殖の原因にもなるため、しっかりとドライヤーで髪と頭皮を乾かします。 - 髪型のセット
しっかりとドライヤーで乾かした後なら、リアップを使っていても普段どおりの整髪料を使ってしまっても問題ありません。
朝の忙しい時間はリアップが自然乾燥してくれるのを待っている時間がないので、上記のステップがシャンプーから髪型のセットまでの流れになります。
リアップを使った後にドライヤーをかける場合の注意点もご紹介します。
リアップ後のドライヤーの場合タオルドライが重要
リアップを使った後にドライヤーをかける場合、「タオルドライをしっかりしてください」とのことでした。
リアップはミノキシジルが頭皮にとどまり、徐々に吸収されて発毛効果が得られるタイプの薬剤です。
そのため、髪が濡れた状態でリアップを頭皮に塗布すると、髪や指にリアップの液剤が付着してしまいやすくなり、思ったような効果が得にくい原因になるそうです。
こちらについてはリアップの添付文書にもはっきりと…
リアップX5は十分髪が乾いてからお使いください。
と記載されています。
「十分髪が乾いてから…」とありますが、リアップの担当者の方に伺ったところ、タオルドライでしっかり頭皮と髪の水気を取っておけば問題ないとのことでした。
そのため、リアップを使った後にドライヤーをかける場合には、タオルドライでしっかり水気を拭き取るようにしましょう。
リアップ使用後の3つの注意点
リアップを使った後にドライヤーを使うのは問題ありませんが、リアップ使用後に気をつけたい3つのポイントも一緒にご紹介したいと思います。
大きく分けると…
- 頭皮マッサージはリアップの使用前
- 整髪料は乾燥後
- リアップ使用後の洗髪はNG
の3つがポイントになります。
一つずつ確認してみましょう。
1.頭皮マッサージはリアップの塗布前
よくリアップを使った後に、頭皮マッサージを実施している男性がおられますが、実はNG…。頭皮マッサージはリアップを使う前が鉄則です。
頭皮マッサージには…
- 血行の促進
- 頭皮の乾燥予防
といった効果があるため薄毛対策にも取り入れるべきです。
特にリアップを塗った後にマッサージをするとよく有効成分が頭皮に入り込んでいくような気がしますが、実は駄目なんです。
リアップを塗った後に頭皮マッサージをしてしまうと、液剤が乾いていない状態なのに指の腹でマッサージする時にどうしても髪の毛が頭皮に触れて同時に液剤が髪に付着してしまいます。
残念ながら有効成分であるミノキシジルは髪の毛からは吸収されないため、髪に付着したミノキシジルはそのまま無駄になってしまいます。
本来頭皮から吸収されるはずだった成分なので、その分発毛効果も得にくくなってしまいます。
リアップの液剤は、頭皮に塗ると浸透圧で自然と吸収されるように設計されているため、塗布後の頭皮マッサージは必要ありません。
2.整髪料は乾燥後
朝にリアップを使っている方だと、リアップを使った後に整髪料を使ってスタイリングすることもあると思います。
基本的にリアップを使っているから避けた方が良い整髪料というのはありません。
普段どおりの整髪料を使用できますが、ポイントはリアップの乾燥後に整髪料を使うという点です。
リアップが乾いていない状態で整髪料を使うと、両方に配合されている成分が混ざり有効成分の吸収を妨げたり、頭皮トラブルの原因となることがあります。
しっかりリアップが乾燥してから整髪料を使用するようにしましょう。
3.リアップ使用後に洗髪
休日には、朝にリアップを塗布して、お昼頃からシャンプー&スタイリングして出かけるなんてこともあるかもしれませんが、リアップの使い方としてはNGです。
リアップを使った後に乾いた後も頭皮には有効成分であるミノキシジルが残っている状態です。そこから少しずつミノキシジルが染み込み、毛母細胞に働きかけることで発毛効果が生まれます。
そのためリアップを塗った後少しして洗髪してしまうと、せっかくの有効成分が頭皮から流れてしまうため、正しく1回分の有効成分が吸収されなくなります。
シャンプーは必ずリアップの使用前にするようにしましょう。
ネット通販限定のリアップX5ならリーズナブル
リアップシリーズで一番人気が高いのは「リアッププラスネオ」です。
リアップシリーズの最上位製品で、ミノキシジル5%に加えてサポート成分も配合され全7種類の有効成分が配合されています。
ただし、定価は税込7,752円と決してお安くありません…。毎月継続するには結構な出費となります。
実はリアップの大正製薬がネット通販限定の発毛剤を出しているのをご存知ですか?
大正製薬の公式HPにも載せられていないので知名度は高くありませんが、ネット通販の公認ショップ限定で「リアップX5」という発毛剤がラインナップされています。
こちらは発毛成分であるミノキシジルのみを配合したシンプルな発毛剤ですが、もともと発毛効果が認められているのはミノキシジルだけなので、リアップX5とリアップX5プラスネオの発毛効果は同等です。
そして価格は1,000円以上安くなっています。ネット通販なのでポイント還元も含めると、リアップなのにだいぶリーズナブルに継続が可能です。
これからもリアップで薄毛対策したい方はチェックしてみてください。
リアップと併せて使いたいおすすめのタオル&ドライヤー
よく「スカルプケアに良いタオルやドライヤーはありませんか?」という質問がよせられるので、実際に使用してみてよかった製品をご紹介したいと思います。
安いのに吸水力抜群!頭皮に優しい「CARARI フェイスタオル」
普通のタオルから切り替えるとあまりの吸水力の高さに驚くマイクロファイバー系のタオルです。
他のマイクロファイバータオルに比べて生地の感触がシルクのように優しいのが特徴で、普通のタオルの7倍の吸水速度があります。
ゴシゴシしなくても、ポンポンと押し当てるだけで髪や頭皮の水分が拭き取れます。
それでいて1枚500円ほどと、非常にコスパが高いので非常に助かります。
安心の日本製。
リアップを使う前のタオルドライにはぴったりだと思います。
スカルプモード搭載の「パナソニックドライヤー」
こちらはちょっとお高めですが、その価値があると実感したパナソニックのドライヤーです。
最新モデルのEH-NA0Eだと約3万円しますが、画像のドライヤーは一つ前のモデルのEH-NA0Bで2万円弱まで価格が安くなっています。それでいて最新モデルと同じ「スカルプモード」が搭載されています。
スカルプモードを選択すると約60℃の地肌に優しい温風が出てくるので、髪や頭皮をいたわりながら乾かせます。
また、パナソニック自慢のナノイーの働きで「地肌の余分な皮脂と水分が混ざりやすくなるため、頭皮が乾燥しにくくなる」というのが宣伝文句だったのですが、たしかに実感として頭皮のベタつきを感じにくくなりました。
高いですが、数千円の高温ドライヤーよりはるかに価値のある製品だと思います。
リアップと一緒に髪と頭皮をいたわるためにおすすめです。
リアップを使った後のドライヤーは「問題なし」
リアップを使った後にドライヤーが使えるのかどうか、ネットではいろいろな声があったので、実際に大正製薬のリアップ担当者の方にお伺いしてみました。
結果は「リアップを使った後にドライヤーを使用しても大丈夫」でした。
ただし、発毛効果がしっかり得られるようにタオルドライをしっかりして髪と頭皮の水分を取り除いてからリアップを使用するなど、要チェックポイントもあったので、注意して使用するようにしましょう。
ミノキシジルは、継続して使用することで90%以上の方が発毛を実感できると臨床試験でも確認されている確かな成分です。
薄毛を諦めずに、継続してこれからもミノキシジルで対策を続けていきましょう。