【アロゲイン5】リアップとの3つの違いとは?

 

佐藤製薬から発売されたリアップのジェネリック発毛剤「アロゲイン5」

中には「リアップとアロゲイン5は何が違うの?」と気になっている方もおられるのではないでしょうか?

そこで今回は実際にリアップとアロゲイン5の3つの違いについてご紹介したいと思います。

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書いた人:リク
STOP!AGAの編集部スタッフ。公益社団法人毛髪科学協会会員で現役の毛髪診断士です。医療機関向けガイドラインや信頼できるエビデンスに沿ったヘアケア情報をお届けします。

アロゲイン5とリアップの3つの違い

アロゲイン5とリアップ
アロゲイン5とリアップには、大きく分けると3つの違いがあります。

  • 価格の差は先発薬とジェネリックの違い
  • 発毛効果は【同じ】で、サポート成分に違いあり
  • ノズル形状の違い

アロゲイン5とリアップのそれぞれの違いについて詳しく確認してみましょう。

1.先発薬とジェネリックの違い

アロゲイン5とリアップのボトル
リアップとアロゲイン5の実勢価格を比較してみると…

  • リアップX5:6,578円
  • アロゲイン5:5,478円

*2021/04/20現在の実勢価格

実勢価格で見ると、リアップはアロゲイン5よりも1,000円以上高いです。

価格差があるので、アロゲイン5について気になっている方の中には「アロゲイン5は安いけど大丈夫?」と心配になるかもしれません。

リアップとアロゲイン5の違いは、「先発薬とジェネリック」の違いです。

リアップは1999年にミノキシジルを配合した薬品として日本で初めて発売された発毛剤です。いわゆる先発薬というものです。

アロゲイン5は、2018年にリアップの特許期間が終了したことで販売できるようになったジェネリック(後発品)発毛剤です。

リアップのような先発薬を作るには、9年から17年ほどの年月と百億から数千億円という非常に大きな規模の投資が必要になります。

対してアロゲイン5のようなジェネリック医薬品は、臨床試験など一部のテストを省略でき、特許期間が過ぎれば特許料も支払う必要がないため、先発薬よりも大幅に値段を抑えて販売できるのです。

アロゲイン5のようなジェネリック医薬品は「安けど大丈夫?」と心配される方もいらっしゃいますが、厚生労働省によって先発薬と同等もしくは同等以上と承認された医薬品だけが販売できるので安心です。

2.発毛効果は同じ|その他の成分に違いあり

アロゲイン5とリアップの成分
多くの方が一番気になるのは「リアップとアロゲイン5の発毛効果に差はあるのか?」という点だと思います。

結論から申し上げれば…発毛効果は全く「同等」です。

発毛効果が認められているミノキシジルという成分をどちらも国内最大濃度である5%配合しているからです。

ただし、リアップの場合、一部製品にはサポート成分が含まれているのがアロゲイン5との違いになります。

表で確認してみましょう。*商品名をタップすると販売ページが開きます。

製品名 アロゲイン5 リアップX5プラスネオ
発毛成分 ミノキシジル5%
サポート
成分
ピリドキシン塩酸塩
トコフェロール酢酸エステル
l -メントール
グリチルリチン酸
ジフェンヒドラミン塩酸塩
ヒノキチオール
実勢価格 5,478円 7,752円

*2021/04/20現在の実勢価格

表で確認するとわかりやすいですが、アロゲイン5リアップX5に関しては、配合成分は全く同じです。

リアップX5プラスネオというリアップシリーズの最高級発毛剤には、ミノキシジル5%の他に頭皮環境を整えるサポート成分が6種類配合されています。

サポート成分で発毛効果が高くなるわけではありませんが、フケやかゆみ、過剰性脂性肌など、頭皮トラブルに悩んでいる方は、サポート成分も含まれているリアップX5プラスネオを選ぶと、発毛と同時にスカルプケアもできます。

スタッフ
プラスネオに配合されているサポート成分は、いわゆる育毛剤や発毛促進剤に配合されている成分です。
【第1類医薬品】リアップX5プラスネオ 60mL
リアップ

3.ノズル形状の違い

アロゲイン5とリアップのノズル形状
ミノキシジル外用薬は毎日2回使う必要のある医薬品のため、ノズル形状の使いやすさは重要な要素になります。

リアップとアロゲイン5のノズル形状は…

  • リアップ:自動ノズル
  • アロゲイン5:手動ノズル

となります。

コスパなど無視して使い心地だけを見れば、リアップの自動ノズルの使いやすさに勝てるジェネリック発毛剤は今のところないと思います。

リアップはキャップを開閉するだけで、自動で1回分を計測してくれるため、手動ノズルのような手間がありません。

またノズルの太さも、液だれしにくく、なおかつ細すぎないので頭皮に当てても痛みが出にくく、他のジェネリック発毛剤を使うと違いがわかる秀逸さです。

アロゲイン5の方は、ジェネリック発毛剤に一番多い手動ノズルタイプです。

計量はキャップを外した後、ノズルを回転させればできるため、そこまで手間には感じません。
ただし、残念ながらアロゲイン5には旧型の先端ノズルが採用されているため、使い心地はあまり良くありません。

旧型と改良型の手動ノズルについて

手動ノズルタイプには、「旧型」「改良型」の2種類があります。

主な違いは先端ノズルの太さです。

加美乃素デルタとリザレックの先端部分

旧型の方は、先端ノズルが細く、1回分を塗布するのに何回も頭皮に当てなければならず、なおかつ先端が細いため頭皮に痛みを感じやすいのが大きなデメリットです。

改良型の先端ノズルは先端部分が太く改良されているため、1回分の塗布で頭皮に当てる回数が約半分で済み、先端が太いため、頭皮の痛みもほとんど感じません

ただし、現状ですと改良型手動ノズルのジェネリック発毛剤は、「ミノカミング」「リザレックコーワ」の2種類のみです。

改良型ミノキシジル発毛剤の実勢価格

*製品名をタップすると販売ページが開きます。

*2021/04/20現在の実勢価格

改良型は、実勢価格でもアロゲイン5よりリーズナブルで、有効成分の配合量はどれを選んでもミノキシジル5%で発毛効果は同じため、基本的には改良型のミノカミングやリザレックコーワをおすすめします。

【第1類医薬品】リザレックコーワ 60ml【Kowa 興和】

ミノキシジル5%発毛剤使用レビュー

「実際のところ、アロゲイン5のようなミノキシジル発毛剤って生えるの?」というのが多くの方の疑問かと思います。

そこで、当サイトのAGAに悩むスタッフが実際に推奨期間である4ヶ月ミノキシジル外用薬を使用してみて、どれくらい効果があったのか画像でご紹介したいと思います。

スタート時の頭皮と髪の状態

20代の後半から抜け毛が増えて、数年間スカルプシャンプーや育毛剤を使って対策するも効果は確認できず。

AGA症状が進み、頭頂部には丸く薄毛のラインが見えだし、生え際は髪が柔らかくなり薄くなってしまった状態。

1ヶ月目の髪と頭皮の状態

ほとんど効果を確認できず、毎日朝夜2回ミノキシジル外用薬を塗布するのが面倒に感じます。

振り返ってみれば、効果が感じられず1ヶ月目くらいまでが一番辛かったかもしれません。

2ヶ月目の髪と頭皮の状態

徐々に効果を実感できるようになり始めたのが2ヶ月目でした。

特に頭頂部を触った際の感触がこれまでと違ってしっかりとした髪の強さが出てきました。

2ヶ月目以降は、徐々に変化が見られるようになり、毎日2回塗布するのが楽しくなってきます。

3ヶ月目の髪と頭皮の状態

坊主頭なのでわかりやすいですが、頭頂部がはじめる時よりもあきらかに“濃く”なりました。

2週間に1度バリカンで刈っているのですが、頭頂部は伸びるスピードがゆっくりだったのが、この頃から側頭部とほとんど同じようなスピードで髪が伸びるようになりました。

生え際に関しては相変わらずM字ですが、開始当初と比べると柔らかかった髪の毛が強くなり、実感的には「U字ハゲ→M字ハゲ」まで回復したような印象です。

3ヶ月目になり、家族から「ちょっと髪増えたんじゃない?」と言われ、はじめて自分以外の人も感じ取られるような変化が現れました。

4ヶ月目の髪と頭皮の状態

AGA治療4ヶ月目の頭頂部
AGA治療4ヶ月目の生え際

推奨期間である4ヶ月間の塗布が終了しました。

結果は大満足です。

まだまだ生え際などのM字症状は残っていますが、開始時期と比べると明らかに髪の毛が太く強くなっているのが実感できました。

どんどん薄くなって気持ちまで暗くなっていましたが、久しぶりに帽子を探さずに外へ外出できるようになりました。

【頭頂部の変化】



AGA治療4ヶ月目の頭頂部

【生え際の変化】



AGA治療4ヶ月目の生え際
まだまだ薄毛症状はありますが、継続していきたいと思います。

12ヶ月経過後の効果

12ヶ月使用時のミノキシジルの効果

開始時と1年継続して使用した経過時の比較写真です。

開始時の診断ではAGAの「中等症がかなり進んでしまった状態」との診断でしたが、1年間継続して再度診断を受けると「中等症と初期症状の真ん中」程度まで回復との診断でした。

生え際のM字状態は回復しているとは言えませんが、生え際の髪の毛まで太く強い毛に変わったため以前ほどは生え際が気にならなくなりました。

頭頂部に関しては髪の毛が少なく、細くなってしまって露呈していた頭皮が短髪でも目立たない程度まで髪が増えて太くなっていることが観察できます。
*ミノキシジルで可能性のある副作用:皮膚症状(6%)など

ミノキシジル5%外用薬と医療ガイドラインで同じく推奨度Aのプロペシア正規ジェネリックを、オンライン診療のイースト駅前クリニックにて月額3,800円で服用しています。

AGAクリニックで月額何万円もする高額な治療を受けなくても、皮膚科学会が発表する薄毛診療ガイドラインに沿って「ミノキシジルの外用・フィナステリドの内服」(薄毛の基本治療)を継続するだけで時間はかかりますが徐々に薄毛の状態が回復できることがわかりました。

日本皮膚科学会:男性型脱毛症診療ガイドライン

12ヶ月間でかかった費用は…

  • ミノキシジル外用薬:約3,500円
  • フィナステリド内服薬:3,800円

で、1ヶ月あたり約7,300円です。

臨床試験では12ヶ月以降も継続することでさらに治療効果が得られることがわかっているので、継続してどのような変化があるのかを確認してご報告したいと思います。

スタッフ
イースト駅前クリニックでもミノキシジル外用薬を販売していますが、市販のリアップジェネリックを通販サイトで購入したほうが安いです。正規品のフィナステリド内服薬のみをイースト駅前クリニックで処方してもらっています。

*フィナステリドで可能性のある副作用:リビドー減退(1.1%)など

▼イースト駅前クリニックを選んだ理由を解説▼

リアップでもアロゲイン5でも始めるならお早めに

AGA診断図
気になる方が多いリアップとアロゲイン5の違いについてご紹介しました。

  1. 価格の違い:先発薬とジェネリックの違い
  2. 発毛効果:どちらを選んでも同等
  3. ノズル形状:使い心地はリアップが一段上

肝心の発毛効果については、リアップとアロゲイン5のどちらを選んでも同等なので…

  • コストパフォーマンスを求める方…アロゲイン5
  • 使い心地を求める方…リアップ

と選ぶと良いと思います。

何よりもAGAは進行性のため、髪の毛の悩みを持っているならできるだけ早めに対策を始めたほうが、より発毛効果は感じやすくなります。

悩まれている方は、ぜひ発毛効果が証明されているミノキシジル発毛剤で薄毛対策の第一歩を踏み出しましょう。

お知らせ
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