日本一有名な毛髪研究企業であるアデランス。
そのアデランスが開発・販売しているのがヘアリプロシャンプーです。
雑誌などのメディアでもよく取り上げられるスカルプシャンプーの定番中の定番といえるかもしれません。
ただ、使用するかお考え中の方の中には、「本当に効果があるの?」「口コミ評判の良さは本当?」と気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、ヘアリプロシャンプーを実際に使用したレビューや、配合されている全成分の解析結果をご紹介したいと思います。
気になっている方は、判断するのにお役立ていただけたらと思います。
コンテンツ
ヘアリプロとは
ヘアリプロとは、50年以上毛髪の専門家として育毛サービスに取り組んできたアデランスから生まれたトータルスカルプケアシリーズです。
「アデランスのサロンに通いたいけど近くにない…」なんて髪に悩みを持つ方が、自宅でもアデランスのサロン品質のスカルプケアができるように発売されました。
商品のラインナップは…
- 薬用スカルプシャンプー
・Normal&Dry
・Oily
・メガOily
・ギガOily - 薬用スカルプキープ(コンディショナー)
- 薬用スカルプクレンジングEX
- 薬用育毛剤スカルプグロウF
の4種類があります。
すべて薬用有効成分が配合された医薬部外品指定を受けているのが、他のメーカーのスカルプシャンプーとは大きな違いと言えます。
これまで50年間で22万以上の人の髪の悩みに寄り添ってきたアデランスの経験やノウハウが詰め込まれたトータルスカルプケアシリーズということで、安心感や信頼感が違います。
ヘアリプロシャンプーの3つの特徴
ヘアリプロシャンプーには全部で54の成分が配合されていて、後半で全成分の解析をご紹介しますが、まずはヘアリプロシャンプーの特徴を簡単にまとめてご紹介したいと思います。
ヘアリプロの特徴1:洗浄成分には次世代のアミノ酸成分配合
シャンプーはどれでも全体量の6割~7割ほどが水。
そして2割~3割が界面活性剤と呼ばれる洗浄成分です。
それ以外のボトル裏に表示されているたくさんの成分は全部まとめて1割ほどです。
なので、シャンプーの良し悪しを確認するのにいちばん重要なのが、配合量の一番多い“界面活性剤にどんな成分を配合しているのか”。
ヘアリプロシャンプーに配合される主要な洗浄成分は以下の3種類です。
- ラウロイルアスパラギン酸Na液
酸性アミノ酸であるアスパラギン酸から作られるアミノ酸系の陰イオン界面活性剤。 - ラウロイルメチル-β-アラニンNa液
ラウリン酸とアミノ酸を合成して作られるアミノ酸系陰イオン界面活性剤。 - ヤシ油脂肪酸メチルアラニンNa液
ヤシ油から作られるアミノ酸系陰イオン界面活性剤。
どれも頭皮と毛髪に優しいアミノ酸系の洗浄成分です。
そして注目は一番配合量が多い「ラウロイルアスパラギン酸Na液」です。
おそらくヘアリプロの利用を考えている方は、他のアミノ酸系スカルプシャンプーを使った経験もお持ちかと思います。
アミノ酸系の洗浄成分は、頭皮や毛髪への刺激が少なく、本来必要な皮脂は残しつつ、汚れを落とすことができるのが大きなメリットです。
ただし、皮膚への付着性が比較的強く、すすぎに多くの時間をかけないとなかなかきれいに洗い流せないのがデメリットでした。
*アミノ酸系シャンプーの説明で「1分~2分しっかりすすぐように」と書いてあるのを見たことがある方もいると思います。
ただし、アミノ酸であるアスパラギン酸から作られる「ラウロイルアスパラギン酸Na液」は、この“すすぎ性”が大幅に改良されたのが大きな特徴です。
頭皮や毛髪への刺激が少なく、洗浄製のマイルドさはそのままに、使いやすさが向上している非常に高品質な洗浄成分です。
この成分をメインの洗浄成分として使用しているのは、有名所ではヘアリプロくらいです。
ヘアリプロの特徴2:医薬部外品で頭皮トラブルに効果的
スカルプシャンプーを探していると、「薬用」とか「医薬部外品」と表記されたシャンプーを見かけることはありませんか。
ヘアリプロシリーズはシャンプーも含めてすべて医薬部外品に指定されています。
医薬部外品とは…
「医薬部外品」とは、厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が、一定の濃度で配合されています。
のことです。
ヘアリプロに配合されている有効成分は以下の2つです。
- グリチルリチン酸2K
マメ科植物から抽出されるエキスにカリウムを結合して作られる。抗炎症作用が高く、医薬品成分に分類される。シャンプーに配合される場合には、カユミやフケに対して高い効果が期待できる。 - ピロクトンオラミン
フェノキシエタノールを原料に作られる抗菌剤で医薬品成分に分類される。頭皮のニオイの原因となる雑菌の繁殖を防ぎ、フケやかゆみに効果が期待できる。
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フケやカユミを軽減したいという方は、グリチルリチン酸2Kなどの有効成分が配合されているシャンプーを使用することをおすすめします。
また、男性だと30代から頭皮のニオイが気になる方が増えますが、大きな原因になっているのが溜まった皮脂の酸化と常在菌のバランスの崩れによる雑菌の繁殖。
ピロクトンオラミンには抗菌作用で雑菌の繁殖を防ぐ効果があるため、ニオイの軽減にも効果が期待できます。
ヘアリプロの特徴3:トラベルセットは試すのに最適!
ヘアリプロシャンプーは、初回の方限定でトラベルセットを半額で試すことができます。
そしてトラベルセットだと、シャンプー・コンディショナーそれぞれが50mlずつ入っています。
男性だと1回のシャンプー使用量が約3mlくらいなので、これで約2週間くらいは使えます。
長期的な効果を実感するには3ヶ月くらいかかるのでちょっと足りませんが、実はヘアリプロは皮脂量に併せて4種類のシャンプーがラインナップされているので、トラベルセットを使いながらどの皮脂タイプのシャンプーを選ぶが決めるにはちょうどいいと思いました。
*トラベルセットには“Oily”がセットになっています。
実際に使用してみて、ヘアリプロシャンプーはオイリーでもかなりマイルド。
- Normal&Dry…乾燥肌だと自覚している方用
- Oily…スカルプDの乾燥肌用くらい
- メガOily…スカルプDのオイリーもしくはケフトルEXアミノシャンプーくらい
- ギガOily…スカルプDのストロングオイリーくらい
みたいなイメージだと思います。
とりあえずヘアリプロトラベルセットのオイリーを使ってみて、自分に合ったシャンプーを選ぶのがおすすめです。
ヘアリプロシャンプー使用レビュー
では、実際にヘアリプロのトラベルセットを使ってみた印象をレビューしていきたいと思います。
まずは、梱包です。
公式サイトから注文して3日目に届きました。
外には特に“スカルプシャンプー”や“アデランス”、“ヘアリプロ”みたいな表記はなく、「家族には内緒でスカルプケアを始めたい…」という方にもプライバシーに配慮されたパッケージです。
スカルプケア用品だとわかるようなパッケージだと、配達員の方から受け取る時にもやっぱり恥ずかしいですよね…。
届け主のところも“アデランス”ではなく“AD”と表記されていました。
この箱を見てスカルプケア用品だとわかる方はいないと思います。
*あまりに普通の箱でヘアリプロだと気づかず、写真を撮る前に開けてしまいました…。
トラベルセットの中身です。
商品の説明や定期購入が割引になります!みたいなパンフレットが入っています。
そしてほかのメーカーのスカルプシャンプーで見たことがないのがコチラ!
自分の頭皮の皮脂レベルを確認するためのチェックシートです。
2枚付いてきました。
使い方は簡単で、生え際と頭頂部にテープを貼り付けるだけです。
ただ、一点注意なのが、表面のビニールみたいなシートが簡単に剥がれます。
剥がして使うものなのかと思い剥がしたら、使えなくなりました…。
使う時はシートをそのまま頭皮に当てましょう。
お見せするのがお見苦しいのですが、スタッフの生え際の皮脂レベルです。
大体適正とやや脂漏の中間くらいかなと思います。
このチェックシートの結果も踏まえて次注文するシャンプーを選べます。
そしてこちらがヘアリプロのトラベルセットです。
スーパー銭湯に持っていったら注目されそうです。
中はこんな感じです。
- ヘアリプロ 薬用シャンプー Oily 50ml
- ヘアリプロ薬用スカルプキープ 50ml
- ヘアリプロ 薬用育毛剤 スカルプグロウF 30ml
がセットになっています。
ヘアリプロシャンプーの液体はこんな感じで無色透明。
香料も入っていないので、香りはほとんどなく、わずかに柑橘系のような香りがするくらいです。
「ノンシリコンのシャンプーは泡立ちが悪い…」という印象を持っている方も多いかと思いますが、ヘアリプロに関してはかなりしっかりした泡が作れます。
シャンプーした後、有効成分がしっかり浸透するようにそのままで2,3分置いておきましたが、それでも髪から垂れてくるようなこともなく、髪と頭皮を包み込んでくれる泡質です。
ヘアリプロのトラベルセットのシャンプーはOilyなので、スッキリとした洗い上がりをイメージしていたのですが、洗い上がりはかなりマイルドでしっとりとした仕上がりなのでびっくりしました。
ヘアリプロのシャンプーは弱酸性なので、特に気にならなければコンディショナーは必要ないなという印象です。
でも一緒に届いたので、一応使ってみました。
確かにしっとりしてます。
そして、メントールが入っているからなのか、コンディショナーを使った後は清涼感があります。
お見苦しいのですが、ヘアリプロのシャンプーとコンディショナーを使った後の頭皮の状態を撮影したものです。
風呂上がりで30分くらいして撮影しました。
毛穴のまわりも皮脂やスタイリング剤もきれいに落とせているので、非常にバランスが良い印象のスカルプシャンプーです。
先に成分表示を確認して、すごいスカルプシャンプーだなという印象だったのですが、実際に使用してみてリピーター率が高いのが納得な満足度の高い使い心地でした。
・新陳代謝を活性化させて発毛促進するパンテノール
・毛母細胞の分裂に必要な栄養の供給を促進するニコチン酸アミド
以上の3つの有効成分を配合することで、発毛を促す薬用発毛促進剤。
3つの有効成分を配合してヘアサイクルと成長因子に働きかけるかなり本気度の高い発毛促進剤です。
ヘアリプロシャンプーが一番安く購入できるのは?
スカルプシャンプーは、頭皮や髪に合うものが見つかったらずっと使い続けるものなので、ランニングコストも重要なポイントです。
まず、ヘアリプロのトラベルセットは、公式サイトのみでの特別サービスなので、他の通販サイトでは購入できません。
では、初回以降ヘアリプロのシャンプーをリピートしたい場合はどこで購入するのが一番安いのか確認してみましょう。
*2020/06/20時点の参考価格。現在の価格は各サイトにてご確認ください。
ヘアリプロシャンプーの口コミ評判
実際にヘアリプロシャンプーを使用したレビューをご紹介しましたが、他の愛用者の方のレビューも簡単にご紹介したいと思います。
ヘアリプロは人気スカルプシャンプーなので、口コミの数も1,000件近く集まっています。
*グラフの統計は2020/04/26現在
実際に口コミ評判をまとめたグラフです。
約86%のユーザーが☆4・☆5と評価していて、平均評価はかなり高いスカルプシャンプーです。
ただし、低評価な口コミ評判も0ではないので、高評価・低評価の両方ともご紹介したいと思います。
低評価な口コミ評判
まだわかりません
初購入
スカルプシャンプーの低評価口コミの定番ではあるのですが、スカルプシャンプーには残念ながら発毛効果はありません。
頭皮環境を整えて、健康な毛髪を生えやすくする役割なので、発毛を目指すなら発毛剤との併用が必要です。
あと、いくつかあった低評価な口コミがヌルヌルするというもの。
確かに、他のアミノ酸シャンプーよりもマイルドな成分配合です。
oilyを試してみて、スッキリ感がもう少し欲しいなら、メガDryやギガDryを試してみることをおすすめします。
高評価な口コミ評判
使い始めてまだ日はあさいんですが、洗いあがりはまだよく分からないけど、髪を乾かした後の頭皮のベタつきがなく、すっきりした感じがあります。
使っていくうちの効果を期待しています。
スカルプシャンプー
実感しました
このシャンプーとリアップに変えた所、シャンプー2本目途中に「増毛した?」と言われました。自分にはこの組み合わせが合ってたみたいです。
増量してポンプ式になって嬉しいですが欲を言えば残量が分かるクリア容器にして欲しいです。
薬用の有効成分が配合されているため、フケやかゆみの軽減に満足している方の口コミ評判が多い印象です。
「頭皮環境を整えたい!」という方には頼れるスカルプシャンプーです。
ヘアリプロシャンプーの全成分解析
ヘアリプロのシャンプーに配合されている全成分の解析結果をご紹介します。
全部で54成分とかなり多いですが、最後にまとめた情報も用意しています。
「自分の身体に使うものだからしっかり一つ一つの成分を確認したい」という方はお役立てください。
成分名 | 解析 |
有効成分 | |
グリチルリチン酸2K | マメ科植物から抽出されるエキスにカリウムを結合して作られる。抗炎症作用が高く、医薬品成分に分類される。シャンプーに配合される場合には、カユミやフケに対して高い効果が期待できる。 |
ピロクトンオラミン | フェノキシエタノールを原料に作られる抗菌剤で医薬品成分に分類される。頭皮のニオイの原因となる雑菌の繁殖を防ぎ、フケやかゆみに効果が期待できる。 |
洗浄成分 | |
ラウロイルアスパラギン酸Na液 | 酸性アミノ酸であるアスパラギン酸から作られるアミノ酸系の陰イオン界面活性剤。頭皮や毛髪への刺激が少なく、洗浄性はマイルド。アミノ酸系洗浄成分の弱点である“すすぎ性”が改善された高品質な洗浄成分。 |
ラウロイルメチル-β-アラニンNa液 | ラウリン酸とアミノ酸を合成して作られるアミノ酸系陰イオン界面活性剤。起泡性に優れるため両性界面活性剤と併せて配合されることが多い。 |
ヤシ油脂肪酸メチルアラニンNa液 | ヤシ油から作られるアミノ酸系陰イオン界面活性剤の一つ。マイルドな洗浄力としっとりとした仕上がり感が特徴。 |
ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸Na | ヤシ油から得られる脂肪酸とグルタミン酸で作られるアミノ酸系の陰イオン界面活性剤。頭皮や皮脂に対しての刺激が少なく、アミノ酸系シャンプーによく配合される成分。 |
ヤシ油脂肪酸ジエタノ-ルアミド | ココナッツから得られるヤシ脂肪酸で作られる非イオン界面活性剤。コカミドDEA自体には洗浄効果はないが、発泡性に優れるため、アミノ酸シャンプーによく配合される。安全性は高い。 |
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液 | ヤシ油から作られるアミノ酸系両性界面活性剤。キメの細かい泡質とヘアコンディショニング作用が特徴でアミノ酸系シャンプーによく配合される。30年以上の使用実績があり、安全性は高い。 |
ラウリン酸アミドプロピルベタイン液 | ラウリン酸から作られるベタイン系両性界面活性剤。クリーミーな泡質が特徴で、起泡性・洗浄性向上のために陰イオン界面活性剤と組み合わせて配合される補助剤。 |
POEラウリルエ-テル酢酸Na | いわゆる酸性石けんと呼ばれる陰イオン界面活性剤。さっぱりとした仕上がりでシャンプーを弱酸性に調整でき、高い洗浄力を付加できるのが特徴。 |
清涼剤 | |
メント-ル | シソ科植物から抽出される成分。冷涼感付与作用があり、スカルプシャンプーによく配合される成分。また、止痒作用もあるためかゆみ止めとして医薬品に配合される。 |
帯電防止剤 | |
塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロ-ス | いわゆるポリクオタニウム-10。水溶性のカチオン化セルロース。帯電防止効果があり、アミノ酸系界面活性剤と組み合わせることで、洗い上がりのきしみ感を軽減できる。30年以上の使用実績があり、安全性は高い。 |
潤滑剤 | |
アルギニン | アミノ酸の一種。角質層に働きかけ水分量を増加させる保湿効果や、毛髪のパサツキを抑える毛髪修復作用が期待できる。体内にも含まれるアミノ酸で安全性は高い。 |
アスパラギン酸 | 酸性アミノ酸の一種。皮膚の角質層で水分を保持する作用があり、保湿性が期待できる。 |
グリシン | 体内にも存在するアミノ酸の一種。菌を抑える静菌効果が高く、医薬品にも配合される。 |
アラニン | アミノ酸の一種。角質層に働きかけ水分量を増加させる保湿効果が期待できる。体内にも含まれるアミノ酸で安全性は高い。 |
セリン | アミノ酸の一種。角質層に働きかけ水分量を増加させる保湿効果が期待できる。体内にも含まれるアミノ酸で安全性は高い。 |
L-バリン | アミノ酸の一種。角質層に働きかけ水分量を増加させる保湿効果が期待できる。体内にも含まれるアミノ酸で安全性は高い。 |
プロリン | アミノ酸の一種。角質層に働きかけ水分量を増加させる保湿効果が期待できる。体内にも含まれるアミノ酸で安全性は高い。 |
トレオニン | 必須アミノ酸の内、最後に発見されたアミノ酸。角質層に働きかけ水分量を増加させる保湿効果が期待できる。体内にも含まれるアミノ酸で安全性は高い。 |
L-イソロイシン | アミノ酸の一種。角質層に働きかけ水分量を増加させる保湿効果が期待できる。体内にも含まれるアミノ酸で安全性は高い。 |
ヒスチジン | アミノ酸の一種。角質層に働きかけ水分量を増加させる保湿効果や、毛髪のパサツキを抑える毛髪修復作用が期待できる。体内にも含まれるアミノ酸で安全性は高い。 |
L-フェニルアラニン | アミノ酸の一種。角質層に働きかけ水分量を増加させる保湿効果が期待できる。体内にも含まれるアミノ酸で安全性は高い。 |
オウバクエキス | ミカン科の植物から抽出されるエキスで、正露丸にも含まれる成分の一つ。抗菌・抗炎症作用があるため、フケやカユミに効果が期待できる。 |
ε-ポリリジン10%溶液 | 微生物を発酵して作られるアミノ酸ポリマー。アミノ酸を原料とした安全性の高い防腐剤で、石油系防腐剤に変わる成分として注目されている。 |
イソステアロイル水解コラーゲンAMPD塩 | 加水分解したコラーゲンから作られる陰イオン界面活性剤の一つ。頭皮や毛髪に対して保護作用があるため、ダメージヘア改善に効果が期待できる。 |
グリセリル-N-(2-メタクリロイルオキシエチル)カルバメ-ト・メタクリル酸ステアリル共重合体 | 毛髪保護効果のあるポリマーの一種。髪にハリ・コシを与えることで、ボリュームアップ効果が期待できる。 |
ウメ果実エキス | バラ科の植物から抽出されるエキス。抗酸化作用や血流改善作用があるため、育毛剤にもよく配合される。安全性は高い。 |
シャクヤク浸出液 | ボタン科の植物から抽出されるエキス。紀元前から薬草として用いられ、近年の研究で毛髪幹細胞のDNA損傷を抑制することがわかり、育毛効果や白髪抑制作用が期待できる。 |
ハス種子乳酸菌発酵液 | ハスの種子を発酵させて作られる成分。線維芽細胞(真皮細胞)を活性化させる作用があり、頭皮にハリや弾力を与えてくれる効果が期待できる。 |
チンピエキス | ミカン科の植物から抽出されるエキス。古くから漢方薬として用いられ、血行促進効果が期待できる。メラニン産出を抑制するため、美白成分として化粧品には配合される。 |
ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン | 環状オリゴ糖の一つ。高い保湿性を持っているのが特徴。洗い流さない化粧品にも配合されるなど安全性は高い。 |
アシタバ抽出液 | セリ科の植物から抽出されるエキス。保湿作用があることで知られているが、近年の研究で、年齢とともに減少するVEGF(毛髪の成長と関係がある増殖因子)の発現を促進する作用があることがわかっている。 |
ヒドロキシプロピルキトサン液 | エビやカニなどの殻から作られる天然ムコ多糖類。毛髪に対して非常に高い親和性を持ち、保湿成分として注目されている。手術用の縫合糸として使われるなど、安全は高い。 |
N-オクタノイルグリシン | ヘアケア用品にはカプリイルグリシンと表記されることもある成分。抗菌作用と、男性型脱毛の原因となる5α-リダクターゼの活性を阻害する効果があり、育毛剤などにも配合される。 |
イソプレングリコ-ル | クラレ独自開発の化粧品成分。保湿性と抗菌性を併せ持ち、ヘアケア製品から洗い流さない化粧品にも配合されるなど安全性は高い。 |
グリセリンエチルヘキシルエ-テル | グリセリンから作られるエーテルの一種。保水性に優れ、グリセリンと同様に保湿成分として配合される。また、抗菌性もあり、頭皮のニオイ軽減効果も期待できる。 |
DPG | ジプロピレングリコールの略。多価アルコールの一種で、さっぱりとした使用感ながら保湿作用があるのが特徴。PG(プロピレングリコール)の改良版。化粧水など洗い流さない製品にも配合され、皮膚の状態を問わず使用できる安全性の高い成分。 |
乳酸Na液 | 有機酸の一種である乳酸のナトリウム塩。保水性による保湿作用が期待できる。塩化させることにより、効果の持続性が得られる。40年以上の使用実績があり、安全性は高い。 |
PCA | アミノ酸の一種であるグルタミン酸から作られるナトリウム塩。1989年に味の素が行った検証により、毛髪すすぎ時のきしみ感改善効果があることわかっており、シャンプーの質感向上のために配合される。 |
DL-PCA・Na液 | アミノ酸の一種であるグルタミン酸から作られるナトリウム塩。1989年に味の素が行った検証により、毛髪すすぎ時のきしみ感改善効果があることわかっており、シャンプーの質感向上のために配合される。 |
水酸化ナトリウム | 水溶性のナトリウム水酸化物。増粘性の向上のために配合される。単体では強アルカリ性だが、化粧品などに配合される場合は中和されているため危険性はまずない。 |
濃グリセリン | 古くから保湿剤として使われてきた3価アルコール。頭皮の保湿効果やシャンプー液の増粘効果が期待できる。リデンシルという毛乳頭刺激や毛髪幹細胞活性化作用のある複合成分を構成する成分の一つ。 |
ヤシ油脂肪酸アシルアルギニンエチル・DL-PCA塩 | ヤシ脂肪酸とアミノ酸から作られるアミノ酸系保湿成分。静菌効果も高く、頭皮の雑菌繁殖を防ぐ効果も期待できる。アミノ酸系の成分で安全性は高い。 |
エモリエント剤 | |
シア脂 | アカテツ科の植物から抽出される植物油脂。皮脂の保護作用があり、水分量を増加させることによる保湿作用も期待できる。 |
ラベンダ-油 | シソ科の植物から抽出されるオイル。民間療法で火傷の際に昔からよく使われ、抗菌作用や抗炎症作用などがあることがわかっている。 |
ユ-カリ油 | フトモモ科の植物から抽出されるオイル。2007年の花王の検証により、毛髪のハリ・コシと関係のあるVEGFの増加作用があることが明らかになり、髪のボリュームアップ効果が期待できる。 |
ハッカ油 | シソ科の植物から抽出されるオイル。抗菌作用などに加えて、メントールが含まれるため香料としての働きも持つ。 |
チョウジ油 | フトモモ科の植物(グローブ)から抽出されるオイル。古代から使われており、抗菌作用があるため、頭皮の雑菌繁殖を防ぐ効果が期待できる。食品にも使われており安全性は高い。 |
乳化剤 | |
ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム液 | アミノ酸系界面活性剤にアミノ酸の一種であるリシンを連結させた陰イオン性界面活性剤。主に乳化剤として配合されるが、旭化成ファインケムの検証でダメージヘアに対して毛髪補修作用があることもわかっている。ベースがアミノ酸系のため安全性は高い。 |
キレート剤 | |
ヒドロキシエタンジホスホン酸液 | 水溶性の四ナトリウム塩。製品内で金属イオンの働きを抑制する安定(キレート)剤として配合される。10年以上の使用実績があり、安全性は高い。 |
溶剤 | |
BG | ブチレングリコールの略。保湿作用や液剤の抗菌・防腐作用のために化粧品からヘアケア製品まで幅広い製品に配合される。50年以上の使用実績があり、安全性は高い。 |
pH調整剤 | |
クエン酸 | 柑橘類などに含まれる有機酸。pH調整のために配合される。 |
- 洗浄成分の安全性:★ ★ ★
よくある“ココイルグルタミン酸Na”をメインにしたアミノ酸シャンプーよりもさらに一歩改良された非常に高品質な配合バランスです。 - 防腐剤などの安全性:★ ★ ★
石油系成分をほとんど配合しておらず、頭皮への刺激を最低限に抑えたい方にはぴったりな安全性の高さです。 - その他の成分の安全性:★ ★ ★
医薬部外品のシャンプーとして、頭皮環境改善に信頼できる成分配合なのが、ボトルの裏の成分表示からも確認できます。
ヘアリプロシャンプーの配合成分を解析した結果をご紹介しました。
男のスカルプべすとでは、これまで30種類以上のスカルプシャンプーを検証使用してきましたが、ヘアリプロシャンプーの配合成分のバランスは非の打ち所がないというのが正直な感想です。
ほとんどのスカルプシャンプーは成分表示を確認すると、イマイチな部分があるのですが、ヘアリプロに関しては最後まで注意が必要な成分が見つからず、悔しさすら感じます…。
日本で毛髪研究の先頭を走り続けてきたアデランスのすべてが詰め込まれているスカルプシャンプーなので、使用するかどうか悩んでいる方には、何の心配もなくおすすめできます。