10年以上に渡って人気スカルプシャンプーとしての地位を守り続けるウーマシャンプー。
そして配合成分が見直され、新しく生まれ変わったのがウーマシャンプープレミアムです。
今回はそんなウーマシャンプープレミアムを使用してみたレビューと、全成分を解析した結果を口コミ評判を交えつつご紹介したいと思います。
口コミ評判では高評価・低評価がかなり両極端なシャンプーです。
その理由や使ってみないとわからないメリット・デメリットについてもお伝えします。
- 洗浄成分:オレフィンスルホン酸Na&アミノ酸系
- 洗浄力:★ ★ ★
- 安全性:★ ☆ ☆
- 保湿成分:★ ★ ★
- 育毛成分:★ ★ ☆
- 特徴:使用する人を選ぶシャンプー。超脂性肌・脂漏性皮膚炎の方は頭皮環境正常化が期待できる。その他の方は頭皮への刺激を考えると継続利用はおすすめできない。
コンテンツ
ウーマシャンプープレミアムとは
ウーマシャンプープレミアムは、株式会社ゼロプラスが販売するスカルプシャンプーです。
ウーマシャンプーはかれこれ10年以上売れ続けているベストセラーシャンプーで、何年か前にリニューアルしてウーマシャンプープレミアムとなり、薬用成分を加えて医薬部外品になりました。
本音でテストする商品評価サイトで有名なサンロクマルでもスカルプシャンプー第2位として取り上げられるなど、スカルプシャンプーの代表的存在でもあります。
*もともとサンロクマル大好きだったのですが、ウーマシャンプープレミアムが2位で取り上げられているコメントを見て少し信頼できなくなりました…。
ウーマシャンプープレミアムの2つの特徴
ウーマシャンプープレミアムは、使える人がかなり限られたスカルプシャンプーです。
長所と短所をはっきりと書いていきたいと思います。
1.ウーマシャンプープレミアムの洗浄成分
ウーマシャンプーもシャンプー名の由来になっている馬油配合を全面にアピールしていますが、シャンプーの良し悪しを決めるのは配合されている洗浄成分である界面活性剤。
というのもシャンプーに含まれる成分量のうち、約60%~70%を占めるのは水で、残りの約20%~30%は界面活性剤だからです。
保湿成分や育毛成分は全部まとめて10%あるかないかです。
そのためシャンプーを判断する際には“どんな界面活性剤が配合されているか”確認するのが一番重要です。
ウーマシャンプープレミアムに配合されている主要な界面活性剤は以下の4つです。
- オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
- コカミドプロピルベタイン
- アラニンTEA
- ココイルグルタミン酸TEA
ウーマシャンプープレミアムになっても、メインで配合されている成分は変わらずオレフィン(C14-16)スルホン酸Naです。
この成分は石油から作られる硫酸系の洗浄成分と同等の洗浄力や泡切れの良さを持つのが特徴の界面活性剤です。
しかし、頭皮や髪への刺激は低くなく、タンパク質変性作用も心配される成分です。
工業用洗浄剤の一種で、換気扇の油汚れ用洗剤などに配合されています。
実は、オレフィン(C14-16)スルホン酸Naはラウレス硫酸Naが髪に悪いというイメージが消費者に浸透したため、メーカーが代わりに市販の500円前後のシャンプーによく配合するようになった洗浄成分。
石油から作られますが、植物からも生成できるため、「植物由来」「無添加」などといったキャッチコピーを付けることも可能で、コストも硫酸系と同じく安いと、シャンプーメーカーにとっては非常に都合の良い洗浄成分なんです。
ウーマシャンプープレミアムにはアミノ酸系の洗浄成分もしっかり加えられていますが、メインの洗浄成分がオレフィン(C14-16)スルホン酸Naなので、いわゆる“ごっそりと皮脂を除去してしまう”系のスカルプシャンプーです。
継続して使用すると頭皮のタンパク質変性を引き起こす可能性があります。
タンパク質変性は、頭皮の荒れや髪の細り、抜け毛に繋がる原因になると言われています。
そのため、ウーマシャンプープレミアムがおすすめできるのは以下のような方たちです。
- 皮脂のベタつきをなんとかしたい…
- フケやかゆみが気になる…
- 脂漏性皮膚炎に悩んでいる…
症状が改善されたら、他の頭皮や髪への刺激の少ないスカルプシャンプーに切り替えるようにしましょう。
年単位での使用はおすすめできません。
それが目的で薬用シャンプーにしたわけではないと信じたいのですが…。
関連記事乾燥肌にはNG|ウーマシャンプー元愛用者が理由を解説!
洗浄力&安全性がしっかりしたスカルプシャンプーは
実は、洗浄力がしっかりしていて、頭皮や髪への刺激も少ないシャンプーを見つけるのは結構大変なんです。
男性で皮脂量が多い方は、いろいろ使って「アミノ酸シャンプーだと洗浄力が物足りない」という印象を持っている方も多いと思います。
男のスカルプべすとでもこれまで30以上のスカルプシャンプーを検証してきましたが、洗浄力と安全性の両立のバランスが良いと思ったシャンプーはこの2つです。
- バイタリズム
アミノ酸系を中心に、スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Naを配合して洗浄力を強化。スルホン酸と名前が似ていて紛らわしいですが、頭皮刺激はスルホコハク酸の方が遥かに低め。価格もウーマシャンプーより安い神コスパと言われるシャンプーです。 - ケフトルEXアミノシャンプー
アミノ酸系に、頭皮と同じく弱酸性の石鹸系ラウレス-5カルボン酸Naを組み合わせたスカルプシャンプー。この成分は洗浄力はしっかりでも刺激は低いため、サロンシャンプーによく使われます。こちらも価格はウーマシャンプーより安く、スカルプケア成分がしっかり配合されているのが特徴。スタッフがプライベートで愛用するシャンプーです。
気になる方は、それぞれのレビュー記事もご確認ください。
2.ウーマシャンプープレミアムのコスパ…
シャンプーの価格は使用している界面活性剤の価格に大きく影響を受けます。
だからこそ石油からただのように作れる高級アルコール系のシャンプーは、広告費をかけてテレビでバンバンCMを流しても500円くらいで作れます。
ただし、アミノ酸系界面活性剤を中心としたシャンプーの相場は大体1mlあたり10円~12円くらいします。
ウーマシャンプープレミアムは…
- ウーマシャンプープレミアム 通常価格4,000円 13.3円/ml
- ウーマシャンプープレミアム 定期購入3,210円 10.7円/ml
と定期購入なら、スカルプシャンプーとしては平均的。
ただ、ウーマシャンプープレミアムはメインで使われてる洗浄成分は500円で売られているシャンプーと一緒です。
その他に保湿成分などを贅沢に配合しているのはわかりますが、それでアミノ酸系の他のシャンプーと同じ価格帯というのはかなり強気の値段設定と言わざるをえません。
試しに、先程ご紹介した2つのシャンプーと価格を比較してみましょう。
ウーマ | バイタリズム | ケフトルEX | |
容量 | 300ml | 500ml | 500ml |
価格 | 3,210円 | 2,727円 | 3,740円 |
1mlあたり | 10.7円 | 5.5円 | 7.5円 |
1ヶ月 | 1,605円 | 818円 | 1,122円 |
スカルプシャンプーは相性の良いものを見つけたら、長期で使い続けるものなので、この金額の差は結構大きいです。
*そもそもウーマシャンプープレミアムは継続使用をおすすめできませんが…。
初めて購入したスカルプシャンプーなので愛着はあるのですが、配合されている成分を確認して価格を見ると、どうしてもウーマシャンプープレミアムはコスパの悪さが目立ってしまいます。
関連記事ウーマシャンプーの最安値はどこ?
ウーマシャンプープレミアムの使用レビュー
実際にウーマシャンプープレミアムを購入して使用してみたレビューです。
ウーマシャンプーを使うのは、10年前に初めて購入した時以来です。
公式サイトで購入してから5日で自宅に届きました。
育毛に関するハンドブックや、ウーマのシャンプープレミアム以外の製品の説明など、かなりの情報量があります。
さっそくお風呂で使ってみます。
ウーマシャンプープレミアムのテクスチャはかなり粘性がしっかりしていてドロっとした感じです。
泡はものすごく立てやすいです。
これはスルホン酸系の特徴なので、アミノ酸系が中心のシャンプーよりはるかに泡立てやすいです。
香りもほとんどなく、うっすらと馬油のニオイがします。
お見苦しいのですが、実際にウーマシャンプープレミアムを使った後のスタッフの頭皮の状態です。
ウーマシャンプープレミアムの洗浄力はやはりかなりしっかりしていて、毛穴周りの汚れもきれいに落とせているのがわかります。
ただし、ちょっと気になったのはすすぎです。
スルホン酸系なのでサラッと洗えるのかと思ったら、馬油配合の影響なのかちょっとヌメリがあり、なかなかすっきり洗い流せませんでした。
皮脂は除去されますが、保湿成分はしっかり入っているので、洗髪後のきしみみたいなのはありませんでした。
髪を乾かすと、ボリュームが出やすくなるのも好印象でした。
ウーマシャンプープレミアムを最安で購入する方法
ウーマシャンプープレミアムは、基本的に店舗販売されていないのでネットで購入することになります。
一番安く購入できる方法や安く購入できる場所をご紹介します。
- Amazon
300ml ボトル 3,980円
700ml 詰替え用 7,700円 - 楽天市場
300ml ボトル 4,400円
700ml 詰替え用 7,700円 - 公式サイト
300ml ボトル 3,210円
3本セット 10,560円(3,520円/本)
*2020/06/20時点の参考価格。現在の価格は各サイトにてご確認ください。
一番安く購入できるのは、公式サイトになります。
定期購入が必要ですが、縛りなどはないので1回の利用でキャンセルしても問題ありません。
ウーマシャンプープレミアムの口コミ評判
ウーマシャンプーは累計で30万本売れているベストセラースカルプシャンプーです。
そのため口コミ評判もかなりの数が寄せられていて、楽天市場やAmazon合わせて3,000件近い口コミが寄せられています。
今回はかなり辛口でレビューしていますが、通販サイトでの口コミ評判はすこぶる高いです。
2,000件以上の口コミが寄せられて、平均評価は☆5つ中4.2と他のスカルプシャンプーより高めです。
☆4と☆5が全体の84%と、満足度も高いようです。
実際に低評価の口コミと高評価の口コミ両方をご紹介します。
*公平にするために、公式サイトの口コミは含めていません。
ウーマシャンプープレミアムの低評価な口コミ
ダメだったようです。
自分には合わないようです
使った感じは、泡立ちもよく洗ったあとのさっぱり感も良いです。使用時、若干の石鹸臭がありますが特に気になりません。
返品保証で返品したかったのですが、同封の書類をなくしたためできないようなので、もう少し我慢して使ってみます。
薄毛に効果がなかったなど、スカルプシャンプーの実力以上のことを求めている口コミを無視すると、ウーマシャンプープレミアムの低評価な口コミで多いのが…
- フケが逆に増えた
- かゆみがある
という2つです。
フケには脂性フケと乾性フケの2種類があります。
乾性フケの方が洗浄力の強いウーマシャンプープレミアムのようなシャンプーを使ってしまうと、必要な皮脂まで取り除かれてしまうので、おすすめできません。
かゆみはスタッフもウーマシャンプープレミアムを使っていると何回かに1回出るのですが、どの成分が原因かはまだわかっていません。
乾燥肌タイプの方は、アミノ酸洗浄成分だけで作られた爽快柑のようなシャンプーがおすすめです。ちなみに爽快柑はアミノ酸系シャンプー最安級です。
ウーマシャンプープレミアムの高評価な口コミ評判
頭皮がかわりました!!
ありがとう(T◇T)
皮膚科で貰った薬でもなかなか治らず
毎日痒くて辛くて
洗ってもすぐにカサブタみたいなコーンフレークみたいな大きいフケがボロボロと…
何か良いものはないかと捜してこちらを発見!
フケ症にも良いとレビューに有ったので試してみました
1回の使用で痒みが治まり2回でフケが激減!
1週間でほぼ完治です♪
スゴーい\(^。^)/
加齢で失ったツヤも戻ってきて
バサバサだったのがピタッと落ち着いてきました
育毛にも効果があるらしいので
前頭葉ハゲの進行を食い止められれば一石三鳥!
良い物に巡り合わせて下さって感謝しております
(*´◇`人)
本当に有難うございました
高評価の口コミ評判を見ていると…
- 頭皮環境が改善された
という口コミ評判がとにかく多いです。
脂性フケの方や、脂漏性のトラブルにお悩みの方には、洗浄力の高さと薬用成分のグリチルリチン酸ジカリウムの効果が特に感じられるようです。
そのため全員におすすめできるシャンプーではありませんが、超脂性肌系の方や脂性フケでお悩みの方は一度試してみてもいいかもしれません。
ウーマシャンプープレミアムの全成分解析
ウーマシャンプープレミアムの大まかな特徴についてはすでにご紹介しましたが、最後にウーマシャンプープレミアムに配合されている全成分の解析結果を確認してみましょう。
ウーマシャンプープレミアムは医薬部外品のシャンプーのため、成分表示が配合量の順になっていないのでご注意を。
全部で51成分もあり長いので、最後に配合成分の解析をまとめた情報も用意してあります。
成分名 | 解析 |
グリチルリチン酸2K | マメ科植物から抽出されるエキスにカリウムを結合して作られる。抗炎症作用が高く、医薬品成分に分類される。シャンプーに配合される場合には、カユミやフケに対して高い効果が期待できる。 |
馬油 | 馬の皮下脂肪から取られる油脂。古代から皮膚疾患に用いられる。不飽和脂肪酸を多く含み、高い保湿作用が期待できる。 |
海藻エキス | 海藻から抽出されるエキス。保湿効果に優れ、シャンプーだけでなく、スキンケア用品などにも保湿成分として配合される。 |
ラン抽出液 | ラン科の植物から抽出されるエキス。カミツレエキスと併用することで抗糖酸化作用があることが検証でわかっている。 |
アスパラサスリネアリスエキス | いわゆるルイボスエキス。マメ科の植物から抽出されるエキス。南アフリカでは「不老長寿のお茶」として知られ、抗炎症・抗アレルギー作用を持つため、頭皮を整える効果が期待できる。 |
dl-α-トコフェリルリン酸ナトリウム | いわゆるトコフェリルリン酸Na。肌荒れ防止の医薬部外品成分をナトリウム塩にしたビタミンE誘導体。頭皮の常在菌のバランスを保つ作用が期待できる |
加水分解ケラチン液 | ケラチンタンパク質を加水分解して得られるケラチンペプチド。ケラチンは毛髪を構成するタンパク質で、毛髪修復や毛髪保護、毛髪柔軟化などの効果が期待できる。10年以上の使用実績があり、安全性は高い。 |
クララエキス | マメ科の植物から抽出されるエキス。頭皮の常在菌のバランスを整える作用があり、頭皮のかゆみやニオイ軽減に効果が期待できる。 |
センキュウエキス | セリ科の植物から抽出されるエキス。日本でも古くから薬用に用いられ、毛乳頭の細胞増殖促進による育毛効果が確認されている。 |
トウキエキス | セリ科の植物から抽出されるエキス。漢方によく配合される成分で、血行促進や抗炎症作用が期待できる。 |
センブリエキス | リンドウ科植物から抽出されるエキス。毛根の細胞活性化作用があることがわかっており、育毛剤によく配合される成分。 |
アロエエキス | ユリ科の植物から抽出されるエキス。アミノ酸などで構成され、紫外線防御作用や細胞活性化作用が期待できる。洗い流さない化粧品にも配合され、安全性は高い。 |
アルニカエキス | キク科の植物から抽出されるエキス。天然の抗炎症作用があり、頭皮のカユミなどを軽減する効果が期待できる。 |
オドリコソウエキス | シソ科の植物から抽出されるエキス。毛穴を引き締める収れん作用があり、皮脂の過剰分泌を防ぐなど頭皮環境を整える効果が期待できる。 |
オランダカラシエキス | セリ科の植物から抽出されるエキス。血行促進効果のあるシニグリンやビタミン類を含み、保湿効果が期待できる。 |
ゴボウエキス | キク科の植物から抽出されるエキス。欧米では皮膚疾患に昔から使われ、フケを軽減する効果が期待できる。頭皮ケア製品によく配合される成分。 |
セイヨウキズタエキス | ウコギ科の植物から抽出されるエキス。抗炎症や抗菌作用があり、頭皮のフケやカユミ軽減に効果が期待できる。 |
ニンニクエキス | ユリ科の植物から抽出されるエキス。アルギニンといったアミノ酸を含み、保水性があるため保湿効果が期待できる。 |
マツエキス | マツ科の植物から抽出されるエキス。保湿作用が期待できる。 |
ローズマリーエキス | シソ科植物から抽出されるオイル。抗酸化作用に加えて、抗菌作用や血行促進効果があるため、昔から化粧品やヘアケア製品に配合される。 |
ローマカミツレエキス | キク科の植物から抽出されるオイル。保湿作用や止痒作用があることがわかっており、フケやかゆみの軽減が期待できる。 |
オトギリソウエキス | オトギリソウ科の植物から抽出されるエキス。ニキビの原因となるリパーゼの活性を阻害する作用があり、抗炎症効果が期待できる。 |
サボンソウエキス | ナデシコ科の植物から抽出されるエキス。抗脂漏作用があるため、頭皮環境の正常化効果が期待できる。 |
セージエキス | シソ科植物から抽出されるエキス。高い抗酸化作用によるアンチエイジング効果と抗炎症作用によるカユミ防止効果が期待できる。 |
トウキンセンカエキス | キク科の植物から抽出されるエキス。中東で昔から民間療法に使用され、まだメカニズムは完全に解明されていないが、天然の抗菌作用があることがわかっており、常在菌バランスの崩れによる頭皮のニオイ予防や軽減効果が期待できる。 |
ホップエキス | クワ科の植物から抽出されるエキス。1996年の報告によって、毛根細胞の増殖促進効果があることが明らかになり、育毛効果が期待できる。 |
レモンエキス | ミカン科の植物から抽出されるエキス。頭皮を引き締める収れん作用がある。肌を引き締めることで水分蒸発を防ぐ保湿作用が期待できる。 |
ニンジンエキス | ウコギ科の植物から抽出されるエキス。血行促進効果があることで長年知られていたが、2013年になりヘアサイクルが短くなる酸化ストレスを抑制する作用があることがわかり、薄毛改善効果が期待できる。 |
ダイズエキス | マメ科の植物から抽出されるエキス。皮膚のコラーゲン代謝活性化によるアンチエイジング効果が期待できる。 |
黒砂糖エキス | ノニサトウキビから得られる成分を抽出して作られるエキス。肌荒れ予防の保湿成分として配合される。 |
ヒノキチオール | ヒノキの精油から抽出される成分。抗菌作用・抗炎症作用が期待できる。 |
ツバキ油 | ツバキ科の植物から抽出される油脂。オレイン酸を多く含み、脂漏性皮膚炎の原因菌を減らす作用があり、頭皮環境を整える効果が期待できる。 |
L-バリン | アミノ酸の一種。角質層に働きかけ水分量を増加させる保湿効果が期待できる。体内にも含まれるアミノ酸で安全性は高い。 |
L-ロイシン | アミノ酸の一種。角質層に働きかけ水分量を増加させる保湿効果が期待できる。 |
L-イソロイシン | アミノ酸の一種。角質層に働きかけ水分量を増加させる保湿効果が期待できる。体内にも含まれるアミノ酸で安全性は高い。 |
N-ヤシ油脂肪酸アシル-DL-アラニントリエタノールアミン液 | いわゆるアラニンTEA液。アミノ酸系の陰イオン界面活性剤。アミノ酸系の中では比較的しっかりした洗浄力を持ち、サッパリと仕上がるのが特徴。 |
N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸トリエタノールアミン液 | いわゆるココイルグルタミン酸TEA。ヤシ油とグルタミン酸から作られる陰イオン界面活性剤に分類されるアミノ酸系洗浄成分。アミノ酸シャンプーの代表的な成分で、洗い上がりの独特のしっとり感が特徴。バリア機能の低下した皮膚や過敏症の方も利用できるほど安全性は高い。 |
ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム | いわゆるココイルメチルタウリンNa。ヤシ油の脂肪酸とメチルタウリンから作られるタウリン系界面活性剤。陰イオン界面活性剤の一つ。水の硬度の影響を受けにくいのが特徴で、起泡性と洗浄性の向上のために配合される。30年以上の使用実績があり、洗い流す製品での使用で安全性は高い。 |
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド | いわゆるコカミドDEA。ココナッツから得られるヤシ脂肪酸で作られる非イオン界面活性剤。コカミドDEA自体には洗浄効果はないが、発泡性に優れるため、アミノ酸シャンプーによく配合される。安全性は高い。 |
ラウロイルメチル-β-アラニンナトリウム液 | いわゆるラウロイルメチルアラニンNa。ラウリン酸とアミノ酸を合成して作られるアミノ酸系陰イオン界面活性剤。起泡性に優れるため両性界面活性剤と併せて配合されることが多い。50年以上の使用実績があり、安全性は高い。 |
1,3-ブチレングリコール | いわゆるBG。ブチレングリコールの略。保湿作用や液剤の抗菌・防腐作用のために化粧品からヘアケア製品まで幅広い製品に配合される。50年以上の使用実績があり、安全性は高い。 |
クエン酸 | 柑橘類などに含まれる有機酸。pH調整のために配合される。 |
1,2-ペンタンジオール | いわゆるペンチレングリコール。抗菌性を持つアルコールの一種。保湿作用も持ち、洗い流さない化粧品にも配合されるなど、安全性は高い。 |
塩化O-〔2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロース | いわゆるポリクオタニウム-10。水溶性のカチオン化セルロース。帯電防止効果があり、アミノ酸系界面活性剤と組み合わせることで、洗い上がりのきしみ感を軽減できる。30年以上の使用実績があり、安全性は高い。 |
3-メチル-1,3-ブタンジオール | いわゆるイソペンチルジオール。多価アルコールの一種。保湿性も持つ抗菌剤としてパラベンの代わりに配合される。安全性は高いが、極稀にアレルギー反応を起こす人がいる。 |
テトラデセンスルホン酸ナトリウム液 | いわゆるオレフィン(C14-16)スルホン酸Na。陰イオン界面活性剤。ラウレス硫酸Naと同等の洗浄力を持つが、タンパク質変性など、頭皮や髪への負担は大きい。 |
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液 | いわゆるコカミドプロピルベタイン。ヤシ油から作られるアミノ酸系(もしくはベタイン系)両性界面活性剤。キメの細かい泡質とヘアコンディショニング作用が特徴でアミノ酸系シャンプーによく配合される。30年以上の使用実績があり、安全性は高い。 |
ラウリン酸ジエタノールアミド | いわゆるラウラミドDEA。非イオン界面活性剤の一つ。アミノ酸系シャンプーによく一緒に配合され、発泡性の向上や増粘効果が期待できる。50年以上の使用実績があり、安全性は高い。 |
フェノキシエタノール | 芳香族アルコールの一種。玉露にも含まれる成分で、製品の抗菌や防腐作用のために配合される。 |
l-メントール | シソ科の植物から抽出されるアルコールの一種。主に冷涼感付与のために配合される。30年以上の使用実績があり、安全性は高い。 |
精製水 |
シャンプーの分量の内、約60%~70%は水。 |
- 洗浄力:★ ★ ★
- 安全性:★ ☆ ☆
- 保湿成分:★ ★ ★
- 育毛成分:★ ★ ☆
- 特徴:きっちり皮脂を落としきって、きっちり保湿する配合バランス。薬用成分も配合され超脂性肌や脂漏性皮膚炎の方には効果が期待できる。ただし、タンパク質変性など、負担も大きいため、長期の使用は勧められない。
ウーマシャンプープレミアムは相手を選ぶスカルプシャンプー
スカルプシャンプーの中ではベストセラーで人気の高いウーマシャンプープレミアム。
実際に使用してみたレビューや成分解析の結果をご紹介しました。
ウーマシャンプープレミアムは、配合成分の解析からもわかるように、すべての肌質の方が使用して満足感の高いスカルプシャンプーではありません。
主に超脂性肌・脂漏性トラブルを抱えている方は、有効成分と洗浄力の組み合わせで効果を実感しやすいと思います。
ただし、それ以外の方は、同じ価格でより髪や頭皮にマイルドなアミノ酸系スカルプシャンプーがあります。